研究室配属について
研究室配属の流れ
first-year
1年
後期から希望する研究室とのマッチングが行われます。それまでに常三島キャンパス、蔵本キャンパスにある研究室をリサーチし、自らの挑戦してみたい領域を決めます。まずそこからが研究のスタートです。
second-year
2年
各研究室の指導教員の指示にしたがって、研究における基礎的な考え方や手技を習得しつつ、論文に触れ、中には学会発表、参加をしてみるなどアカデミアとしての資質を身につけます。研究室での活動は各研究室によって異なります。年度末には1年の成果をポスター発表という形式で発表します。
third-year
3年
基本的に研究室の活動を続けて行いますが、医光インターンシップ(研究室ローテーション)というものが後期に行われます。これまでと違う分野の研究室に通ってもらい、異分野融合についての機会を探索してもらいます。年度末には卒業研究配属最終調査を実施します。
Fourth-year
4年
他のコースと同じように卒業研究を行い、学部の間の研究活動における集大成である学士論文を仕上げます。
1年からの研究室配属により研究を通じた学生のポテンシャルアップを実現します。
研究室教育で以下のような研究ループを何回も経験することで、科学的基礎知識とそれに基づいた科学的思考、さらには課題解決能力が身につき、それらは独創的発想力の形成に繋がります。また、これらの週程は、コミュニケーション能力やリーダーシップも育成します。この研究ループは企業の製品開発フローとほぼ同じです。つまり、研究室教育を習得した人材は、企業が求める人材像にぴったり合致するはずです。
学生の声
戸田旱紀
2023年4月入学
1年矢野研究室所属
意欲的で学意識の高い仲間に囲まれてポテンシャルアップに努めてます。
私は小さい頃から医療分野に興味があったのですが、臨床分野以外の多くの人々がいないと医療が成り立たないことを知り、自分もそのような立場から医療を支えたいと医光/医工融合プログラムを志望しました。加えて、徳島大学の強みである光科学を医学と融合させた研究に長期間取り組めるところにも惹かれました。
第1期生として入学してからは、クラスみんなの意欲的な姿勢や意識の高さにすごく刺激を受けました。勉強するのが当たり前の雰囲気で、授業以外の講演にも積極的に参加するし、1年の春から既に大学院進学を決めている人もいます。
授業内容は、医学分野の研究者の講義を受けたり、最先端の研究にふれたりと、非常に興味深いものです。今後は手術室見学もあり、専門的な医学を学ぶことがとても楽しみです。1年の秋に研究室へ仮配属されましたが、カリキュラムの自由度が高いこともあり、主体的に考えなければならない機会が多いので、普通の学科とは一味違う、特別な1年間を過ごせているなと感じています。他のコースよりも長い研究生活により、私たちが卒業するときには、課題解決能力や忍耐力が身についているはずだと期待しています。
今後は、様々な分野の先生方の話をお聞きしたうえで、広い視野で将来のキャリアパスを固めていきながら、自身のポテンシャルを上げて独自の強みを身につけたいです。卒業後は、医学と光学両万の知見を習得した人材として、医療と工学の分野で社会に貢献できたら嬉しいですね。(第1期生34:名中10名が女子学生)